キャリアパワー

作文

将来の夢

LCA国際小学校2年 上野 満美さん

私の将来の夢は、お医者さんになることです。

私が予防接種を打ちに、小児科へ行った時のことです。待ち合い室には、不安そうな顔をしながら、お母さんにしがみついている子どもがいました。診察室から泣きながら出て来た子どももいました。私は、きっと注射が痛かったのだろう、と思い急にこわくなってしまいました。私もお母さんにしがみつきました。

ついに私の名前が呼ばれ診察室に入りました。かんごしさんが注射器に薬を入れて準備をしています。お医者さんは、聴診器をつけ、いすに座りながら私を見ていました。私は、おそるおそるお医者さんの前のいすに座りました。
「先生、注射こわいよ。痛いのいやだよ。すぐに終わるの。」
と質問しました。
「チクッとするけど、すぐに終わるよ。五秒ぐらいかな。」
お医者さんが答えました。かんごしさんが私のうでをおさえると、お医者さんは、
「いくよ。」
と言い、
「一、二、三、四、五。」
お医者さん、かんごしさんと私で声を合わせてゆっくりと数を数えました。そして、注射は終わりました。
「痛かったよ。」
と私はすぐに言いました。お医者さんは、
「痛かったんだね。がんばったね。」
とやさしくほほえみました。私は、ほっとして笑顔で、
「ありがとうございました。」
と言い、診察室を出ました。

私も、この小児科のお医者さんのように、患者さんの話をよく聞いて、患者さんといっしょにちりょうをしていけるような、お医者さんになりたいと思いました。みんなが安心してちりょうを受けられることで、みんなの健こうを守っていきたいです。そして、だれからもたよられるお医者さんになりたいと考えています。

講 評

予防接種の時のけいけんを通して、「患者さんの話をよく聞いて、患者さんといっしょにちりょうしていけるようなお医者さんになりたい」という夢を持つようになったこと、大変よくわかりました。夢がかなうよう、おうえんしています。