作文
幸せな仕事
京都府京都市 小学校6年 K.T.さん
私の将来の夢は、助産師になることです。理由は、三つあります。
一つ目は、人を幸せにしたり、笑顔にしたり、喜ばせたりすることが好きだからです。人が喜んでいるところを見ると、こちらも心が温かくなり、「やって良かったな。」と実感できるからです。
二つ目は、新しい生命が誕生する瞬間を見ることができるからです。小さな生命が誕生する時なんて、めったに目にすることができません。でも、助産師という仕事は、生命が誕生する瞬間をその場で見ることができます。そんな瞬間に立ち会えるなんて、とても幸せだと思います。
三つ目は、私には「憧れ」があるからです。私のいとこは、女の子が三人と男の子が一人います。女の子は、全員医学系の仕事に就きたいと思っていて、そのうち一人は助産師、もう一人は看護師として就職しています。私には姉や兄がいないので、いとこは私の本当の兄弟のような存在でした。いとこも私のことを妹のように可愛がってくれていたので、私もその夢を追いかけたい、その仕事につきたいと思いました。
私には、それほど凄い才能も、いい所もありません。そんな自分が嫌いでした。でも、助産師という夢は、人を喜ばせることができて、生命が誕生する瞬間に立ち会えるという素敵な仕事です。学校では、私の夢を応援してくれる人がたくさんいます。この夢なら、こんな私でも自分の個性をいかせる、そう思いました。
助産師に必ずなれるとは限りませんが、何事にも諦めずに挑戦し、色々な壁を乗りこえていき、色々な知識を身につけて、どんな時も精一杯努力していきたいです。そして、助産師になれた時は、今まで支えてもらった両親や友達、いとこに、あらためて「ありがとう」を伝えたいと思います。
講 評
助産師になりたいという夢と、その理由が、整理してきっちりと書けていました。これなら自分の個性を活かせると思える夢が見つかること自体、幸せなことだと思います。その夢に向かって、一歩一歩着実に歩んでいってください。