作文
おかげさま
京都女子大学附属小学校2年 むりょう み月さん
ようち園のときから、だれかにしょう来のゆめを聞かれたり、七夕のたんざくのねがいごとを書くとき、わたしはずっとこまっています。わたしの三才下の妹は、なりたいものやほしいものがすぐきめられるのにわたしはいつも「家ぞくが一しょに楽しくしあわせにくらせますように」と、書くだけです。しょう来、なにかになってはたらきたいというのは、本とうにまだないし、きめたくない気もちも少しあります。
わたしは本を読んだり、およいだり、絵をかいたり、うたうことやおどることがすきで、すきなことがたくさんあるので毎日楽しいです。べんきょうも本とうはすきです。考えてみると毎日が楽しいのは家ぞくのおかげと、家ぞくい外のおかげもあります。出かけると、いろいろな人が色々なしごとをしているのを見ます。こうじょう見学に行ったときは、目に見えるしごとと目に見えないしごとがあることもわかりました。星の王子さまで「大切なことは目に見えないんだよ。」と書かれていたのを思い出しました。
見えないしごとと見えるしごとは、かならず人と人がつながっています。もしわたしがしょう来のゆめを見つけたら、一しょうけんめいはたらいて、人と人をつなげたいと思います。だから今は、ゆっくり考えて生きていきます。
講 評
おかげさまということや、目に見えないしごとのこと、人と人のつながりのこと、大事なことがよくわかっていて、感心しました。しょう来のゆめは、今からむりにきめなくてもいいですね。そのうちすてきなゆめにであえると思いますよ。